KRM代表の大森です。

2026年5月3日(祝)の「ロードスター in 鉄人広場 ~2026~」。
鉄人28号の足元に並んだ約50台のロードスターのなかで、ひときわ目を引いた一台がありました。
ソウルレッドクリスタルメタリック×ブラックに身を包み、ボディサイドに大きな「17」を背負ったND型ロードスター——本記事では、その車両について少し丁寧に紹介させてください。

鉄人28号とKMRT #17号車のローアングル
地面ぎりぎりからのローアングル。鉄人が空を支配し、ロードスターが地を駆ける。スケールの違うふたつが、同じ画角に収まる場所は、世界中でここだけです。

「17」は、痛車ステッカーではない。

誤解されがちなので、最初にはっきり書きます。
ボディサイドに大きく入った「17」は、レースで実際に背負うエントリーナンバーです。装飾やステッカーチューンではありません。すなわちこの車は、ファンカーでもラッピング車でもなく——神戸マツダが本物のサーキットで戦っている、現役の競技車両です。

正式名称は 「神戸マツダレーシングチーム(KMRT)」。(株)神戸マツダのレーシング部門であり、マツダグループチャレンジカップ(無給油耐久レース) に参戦しています。

神戸マツダレーシングチーム(KMRT)

2025シーズン特設ページ:

👉 www.mazda-hgr.co.jp/cp/2025kmrt

ハンドルを握るのは、神戸マツダ各店舗の整備士たち。

ドライバー陣は、神戸マツダ各店舗で日々お客様のクルマに向き合っている整備士・スタッフの皆さんです。普段は工場でリフトの下に入って、車検整備をしている方々。その同じ手で、サーキットでハンドルを握り、ピット作業をこなす。
私はこの並びが、ものすごく好きです。

ドライバー所属店舗
原田 康平 さん神戸マツダ 伊丹店
稲田 一馬 さん神戸マツダ 西インター店
船曵 庸一郎 さん神戸マツダ 三木店
平井 敦 さん神戸マツダ 西脇店
勝山 祐樹 さん神戸マツダ 加古川店

5名体制でレースを回す若いチーム。発足は2024年
2025年シーズンは 富士・岡山の2戦をいずれも完走。耐久レースですから、走り切ること自体が並大抵ではありません。整備のプロが集まったチームらしい、堅実な戦績です。

車体に刻まれた、神戸のアイデンティティ。

17号車のディテールにも、神戸マツダの「らしさ」が随所に詰まっています。

  • ボディカラーは ソウルレッドクリスタルメタリック × ブラック の2トーン
  • トランクリッドには神戸ポートタワー のグラフィック
  • ボディには 「みんなのバス」キャラクター ——神戸の街と縁の深いキャラクター
  • 協賛各社のステッカー(神戸マツダ、ブリヂストン、SPK 他)

競技車両という機能美のうえに、神戸の街と神戸マツダのアイデンティティが一台のロードスターに凝縮されている。ただ速いだけでなく、誰のための、どこのチームかが、ボディを見れば分かる。これはとても良い設計だと思います。

鉄人28号と神戸マツダレーシングチーム(KMRT) #17号車
神戸マツダレーシングチーム(KMRT)#17号車。マツダグループチャレンジカップ参戦車両が、レースのオフを縫って鉄人広場へ。鉄人28号と並ぶ姿は、神戸の二大象徴がそろい踏み

「ステッカーをまとった車」と「保安基準を逸脱した車」は、別の話。

もうひとつ、KMRT #17号車を見て、私が改めて感じたことがあります。

レース車両ですが、競技規則と保安基準の双方を満たした実戦仕様です。当然です。レース車両は車検対応のままレース会場まで自走することもありますし、競技規則自体が法令の上に積み上げられたものですから。

「ステッカーをまとった車」と「保安基準を逸脱した車」は、まったく別の話。

これは、KRMが繰り返しお伝えしている考え方です。痛車・ラッピング・推し色・チームステッカー——どれも、ロードスター文化を彩る個性であって、私たちはまったく否定しません。
線を引くのは 「保安基準を満たしているかどうか」。そこだけです。17号車は、その線の内側で、堂々と派手にやっている。これがいちばんカッコいいと、私は思います。

「売って終わり」にしないディーラー。

その実戦車両が、レースのオフを縫って、鉄人広場まで来てくれた——これはKRMにとって特別な意味を持ちます。

神戸マツダさんが、ロードスターという車を「売って終わり」にせず、整備士自らがハンドルを握ってサーキットで証明し続けている
その姿勢こそが、神戸という街にロードスター文化を根づかせている力の正体だと、私は思っています。

(株)神戸マツダの皆さま、この度は鉄人広場へKMRT #17号車をお出しいただき、本当にありがとうございました。
2026年シーズンの戦いも、KRM一同、応援しております。

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